米Telerik、HTML5ベースのWeb/モバイルアプリ向けUIライブラリ「Kendo UI」をオープンソース化

 Web/モバイル向けアプリケーションやユーザーインターフェイス(UI)開発技術を提供する米Telerikは4月16日、HTML5ライブラリ「Kendo UI」をオープンソース化ことを発表した。

 Kendo UIは2011年夏にパブリックベータが公開されていたHTMLアプリ構築のためのライブラリ。jQueryをベースとし、HTML5やCSS3、JavaScriptといった技術を使って構築されたもので、モダンなWebおよびモバイルに対応するアプリケーションを開発できる。70以上のjQueryベースのウィジェット、MVVMフレームワーク、カスタマイズ可能なテーマ、テンプレートなどを含み、BootstrapやAngularJSなどのライブラリとの統合も可能。

 今回TelerikはKendo UIをApache License 2.0の下で公開する。オープンソース版は「Kendo UI Core」という名称となり、約40種類のUIウィジェットやWebとモバイル開発で利用できるフレームーワークといった基本機能で構成される。UIウィジェットではAutoComplete、DatePicker、Tooletipなど24種類のKendo UI Web、それにKendo UI Mobileのすべてのウィジェットを含み、フレームワークはKendo UIで提供されていたMVVMやSPAなどのコアフレームワークすべてを備えるという。なお、商用版は今後も「Kendo UI Professional」(旧名称「Kneod UI Complete」)として提供される。

 現在同社Webサイトよりプレビルド版を入手できる。今後オープンソースコミュニティからの貢献を取り込み、開発を進めていくとしている。

Kendo UI Core
http://www.telerik.com/download/kendo-ui-core