Google Chrome 34リリース、レスポンシブイメージのサポートなどが追加される

 米Googleは4月8日、Webブラウザ「Google Chrome 34(34.0.1847.116)」をリリースした。デバイスの解像度などに合わせて適切な画像を自動選択して表示する「レスポンシブイメージ」への対応などが行われている。

 2月末に公開されたバージョン33以来のリリースで、大きな新機能としては端末の画面サイズや解像度に合わせて適切な画像を選択して表示するレスポンシブイメージのサポートが挙げられている。具体的には、IMGタグのSRCSET属性を使って解像度の異なる複数の画像を指定しておくことで、適切な解像度が選択されて表示されるようになる。レスポンシブイメージはすでにWebKitなどでサポートされている。

 また、新たにいくつかのAPIが追加され、Webアプリケーションでオーディオの処理や合成を行うためのWeb Audio APIについてはベンダープレフィックス無しで利用できるようになった。プレフィックス付きのAPIはすでに導入済だが、これにより、複数Webブラウザのサポートがより容易になる。

 そのほか、管理者の管理下で利用する「監視対象ユーザー」を新規コンピュータにインポート可能になったほか、Windows 8のModern UI(Metro UI)対応も強化された。Flash Playerはバージョン13.0.0.182に更新されている。

 V8エンジンでのユニバーサルクロススクリプティング(UXSS)を実行される可能性があるものなど深刻度が高いものを含む31件の不具合修正も行われている。

Google Chrome
http://www.google.com/chrome/