タブインジケータが加わった「Google Chrome 32」

 米Googleは1月14日、WebブラウザGoogle Chromeの最新版「Google Chrome 32」をリリースした。どのタブで音声が再生されているかをアイコンで知らせるタブ・インジケータなどの新機能が導入され、バグも修正されている。

 2013年11月中旬に公開されたChrome 31に続く安定版リリースで、正式なバージョン番号は、WindowsおよびChrome Frameは「32.0.1700.76」、LinuxとMac OS Xは「32.0.1700.77」となる。

 新機能の「タブ・インジケーター」は、開いているタブの中から音声を発しているタブなどをアイコンで示す機能。音声再生のほか、Webカメラ利用時やChromecastによるTV出力時にも状態をアイコン表示する。これにより、どのタブから音声が出ているのかなどがすぐに判別できるようになる。

 Safe Browsingも強化し、マルウェアファイルを自動でブロックする機能が加わった。これにより、悪意あるソフトウェアを含むファイルをダウンロードしようとするとブロックした旨が表示されるようになった。

 家族などでPCを共有する場合に、管理者の下でChromeを利用できる「supervised user」も導入した。supervised userは行動が制限されたアカウントとなり、管理者のGoogle Accountから作成できる。管理者はsupervised userの利用履歴をみたり、特定のサイトを遮断するなどの設定ができる。

 Windows 8向けでは外観が新しくなり、アプリランチャからChrome Appsに迅速にアクセスしたり、複数のChromeウィンドウを管理するなどのことができるという。このほか、11件のセキュリティ問題も修正した。この中には、重要度が2番目に高い「High」が4件含まれている。

 Google Chromeは同社Webサイトよりダウンロードできる。

Google Chromeのダウンロードページ
https://www.google.com/intl/en/chrome/browser/

米Google
http://www.google.com/