JavaScriptの開発者、Brendan Eich氏がMozillaのCEOに就任
Mozillaは3月24日、新CEOをはじめとした人事関連の発表を行った。CEOにはJavaScriptの開発者であるBrendan Eich氏が就任、会長はMitchell Baker氏が続投する。Eich氏とBaker氏は15年前にMozillaを始めた共同創業者であり、2人が中心となってオープンなWebに向けた活動を展開する。
2013年4月に発表した元CEO、Gary Kovacs氏の退任に伴い、当時製品担当シニアバイスプレジデントのJay Sullivan氏が暫定CEOを務めていたが、Mozillaの取締役会は正式なCEOとしてEich氏を選んだ。Eich氏はMozillaの共同創業者であり直近ではCTO兼開発担当シニアバイスプレジデントを務めていた。
Eich氏はJavaScriptのオリジナル開発者で、Web全体に影響力を持つ人物。Netscape Communicationsに勤務していた同氏は1988年にMozillaプロジェクトをスタート、Netscape Navigatorブラウザを「Mozilla」というコード名でオープンソースにした。Mozillaの技術と製品の両方の知識、Web全体の知識を持ち、Mozillaの創業ビジョンと大胆さをFirefoxブラウザやモバイル/組み込みOS「Firefox OS」、クラウドサービスに持ち込むとしている。なお、暫定CEOのSullivan氏はCEOの移行期間をサポートした後にMozillaを離れる。
COOには日本を除くアジア地区のオペレーション担当社長、それにMozillaデバイス担当シニアバイスプレジデントを兼任してきたLi Gong氏がCOOに就任する。クラウドサービス、IT、Marketplace、モバイルとリサーチ、プラットフォーム開発などのグループが同氏の管轄下に入る。
Mozilla
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