「GitLab 6.4」が登場、Diffビューの強化やアーカイブ機能の追加などが行われる
Gitリポジトリ管理ツール「GitLab」開発チームは12月21日、コミュニティ向けの最新版「GitLab Community Edition(CE)6.4」をリリースした。使用するフレームワークを「Ruby on Rails 4」にアップデートしたほか、Diffビューの強化や古いプロジェクトのアーカイブなどの機能が加わっている。
GitLabはRuby on Railsで実装されたGitリポジトリ管理ツール。自分のサーバーを使ってホスティングでき、ユーザーやアクセス権の管理、イシュートラッカー、マージリクエスト、Wikiなどの機能を備える。ライセンスはMIT License。無料のコミュニティ版CEと有料のエンタープライズ版がある。
バージョン6.4は11月に公開された6.3に続く最新版。変更点として、ベースのRuby on Railsが今年6月に公開されたバージョン4にアップデートされている。また、サププロジェクトがログインユーザー向けの公開アクセスディレクトリに表示されるようになり、任意のログインユーザーによるサブプロジェクトのクローンや検索が可能になった。そのほか、リポジトリをリードオンリーで保存するプロジェクトのアーカイブ機能も追加されている。アーカイブしたプロジェクトは、ダッシュボードには表示されず、検索の対象にもならない。
diffビューを並べて表示できるオプションも加わった。デフォルトはこれまで通り統一されたビューだが、用途に応じてビューを切り替えることができる。web hook機能を拡張して実装されており、イシューが作成されたりマージリクエストがクローズされると有効になる。
GitLab 6.4はプロジェクトのWebサイトより入手できる。
GitLab
http://gitlab.org/