安定性を強化した「CakePHP 2.4.6」がリリース

 CakePHPコアチームは3月2日、PHP向けのWebアプリケーションフレームワーク「CakePHP 2.4.6」をリリースした。バグ修正などがメインとなるリリースで、安定性の強化などが行われている。

 CakePHPはMVCアーキテクチャをベースとするWebアプリケーションフレームワークで、高い生産性の実現を目指して開発されている。自動コード生成機能やスケルトンコードを利用することで、高速にプロトタイプを作成できるという。また、複雑な設定なしにデータベースを設定でき、セキュリティを高めるための機能も備えるといった特徴を持つ。ライセンスはMIT License。

 CakePHP 2.4.6は2013年9月にリリースされたバージョン2.4系の最新安定版で、バグ修正による安定性の強化を目的としている。Extractでバリデーションメッセージ内のクオート処理を適切に行うよう修正されたほか、PEARパッケージに含まれていたCoreテストが独立した。また、PostgreSQLにおいてはデータベーススキーマを管理できるSchemaShellを利用してブール型(Boolean)のフィールドを整数に変換できるようになった。

 このほか、リバースルーティング、MemcacheEngineでのデータクリーニングなども強化されている。

 CakePHPはプロジェクトのWebサイトより入手できる。CakePHP開発チームは次期版「CakePHP 3.0」を開発中で、今年に入り開発者プレビュー版がリリースされている。

CakePHP
http://cakephp.org/

Cake Software Foundation
http://cakefoundation.org/