PHP Webフレームワーク「CakePHP 2.4.4」リリース、多数のバグを修正

 PHP向けのWebアプリケーションフレームワーク「CakePHP」のコアチームは12月24日、2.4系の最新版となる「CakePHP 2.4.4」を公開した。バグ修正および安定性の強化が中心のリリースとなる。

 CakePHPはPHP向けのWebアプリケーションフレームワークで、MVCモデルを利用してWebアプリケーションを高速かつシンプルに構築できるという。データベースアクセス、キャッシュ、認証などの機能を組み込み、SQLインジェクション対策などのセキュリティ機能も備える。ライセンスはMIT License。

 CakePHP 2.4.4は8月に公開されたバージョン2.4系の最新版で、11月に公開された2.4.3に続くリリースとなる。TextHelper::autoLink()メソッドでURL内の電子メールアドレスの処理を正しく行えるようになるなど、分かりにくかったり不適切な処理が修正されている。Hash::numeric()、FormHelper::dateTime()、Hash::combine() 、CakeRequest::referer()などでもバグが修正されている。

 このほか、CakeSessionで発生する無限ループを修正し、ページネーションリクエストに対しNotFoundException例外が発生した際でもリクエストデータが設定されるようになった。CakeRequest::host()ではプロキシホストの値にアクセスが可能となるtrustProxyパラメータが追加された。

 CakePHP 2.4.4はプロジェクトのWebサイトより入手できる。

CakePHP
http://cakephp.org/