「Samba 4.0.14」公開、バグ修正が中心のメンテナンスリリース

 Linux/UNIX向けのWindows互換スイート「Samba」を開発するThe Samba Teamは1月7日、バージョン4.0系の最新安定版となる「Samba 4.0.14」をリリースした。バグ修正が中心のメンテナンスリリースで、新機能は含まれていない。

 SambaはWindowsのファイル・プリンタ共有サービスやドメインコントローラーなどのネットワーク機能を実装したオープンソースソフトウェア。Linux/UNIXとWindowsを相互運用させる際に利用できる。ライセンスはGPLv3。

 Samba 4.0.14は2012年12月に公開した4.0系の最新版。Sambaは2013年10月に4.1をリリースしており、4.0系では機能開発は行っておらず、バグ修正により安定性を強化している。

 大きな修正としては、smbdプロセスのsegfaultやSMB2利用時のサーバーパニックにつながるバグを修正した。また、smb2_serverのオーバーヘッドの削減や、spoolssでWindows 8が利用するXPS_PASSデータタイプを受け付けるようにする修正なども行われている。このほか、smbdでmsg_channelのtalloc階層に関するバグやディレクトリへの書き込みに関するバグなど、細かな修正も多数加わっている。

 Samba 4.0.14はプロジェクトのWebサイトより入手できる。

Samba
http://www.samba.org/