JavaScriptベースのデータ操作・可視化ツール「D3 2.10.0」リリース
8月9日、データ操作・可視化ツール「D3(Data-Driven Documents)」の最新版「D3 2.10.0」が公開された。D3はデータを含むドキュメントの操作やその視覚化を行うJavaScriptライブラリで、データを分かりやすく表示するためのHTMLやSVG、CSSなどを容易に生成できるのが特徴。
D3では、データに応じてDOMエレメントを操作ことで、静的/インタラクティブにデータを可視化できる。データドリブンアプローチとWeb標準のサポートが特徴で、HTMLやCSS、SVGなどの操作を行える。これにより、モダンなWebブラウザの機能を最大限に活用できるという。
D3 2.10.0ではデータ操作の改善、高度な可視化などが特徴となる。Multi-Value Mapsをサポート、svg.attrで単一のコマンドに複数の値を入力できるようになった。d3.csvのようにTSV(Tab Separated Values)ファイルをデータベースとして利用できるd3.tvsも加わった。色空間ではCIE(国際照明委員会)のL*a*b*とHCLのサポートが追加された。
このほか、データ/ドキュメント操作で利用するインターポレーターでd3.tweenメソッドが加わり、管理が容易になった。d3.svg.lineとd3.svg.areaで、カスタムのインターポレーター実装も可能になっている。
D3.js
http://d3js.org/