SourceForge.JPアップデート――コピペ機能の新設、ログイン関連の仕様変更など

 SourceForge.JPでは、利用者の利便性を向上させることを目指し、常に機能の改善や追加が行われています。最近のアップデートでは、コピペ(pastebin)機能が新設されたほか、ログイン周辺機能が一新されるなどの変更が行われています。

 昨年からの新UI化作業においてはまったくの新規機能が追加されることはほとんどありませんでしたが、今回のコピペ機能はその流れから少し外れて、現行のプロジェクト/作業部屋の環境ではオーバースペックとなるテキストの共有機能を実現させたものです。多くの機能があるわけではありませんが、ちょっとしたテキストの共有にご利用いただければと思います。

 また、今回の作業にてログイン/アカウント作成周辺が新UIに移行され、それと共にいわゆるソーシャルログイン機能が実装されました。今まではちょっとした報告や議論でもアカウントを作成するか、匿名での対応をするかを考える必要がありましたが、今回の措置によりログインおよびアカウント作成のハードルを下げることができ、より利用しやすくなったと思います。

 今後、新UI化作業はプロジェクト側の各機能へと移行しますが、このためより多くの利用者に変化が分かるようになることが予測されます。ご意見、バグ報告等あればチケットにて報告いただければと思います。

 以下、アップデートの詳細です。

  • コピペ (pastebin) 機能を追加しました
  • Google+/Facebook/Twitterアカウントを利用したログイン機能の追加を追加しました
  • SPAM、Abuse(不正利用)への対応について
  • OpenIDログインの仕様変更に関して
  • プロジェクトWeb DBサーバのMySQLバージョンアップ
  • Coming Soon!

コピペ (Pastebin) 機能を追加しました

 新しい機能として「コピペ」を追加しました。これはPastebinのようにコードスニペットや設定ファイルの一部など、断片的なテキストを保存、共有する機能です。各種ソースコードの場合はハイライト表示され、アスキーアートに関しては「MS Pゴシック」フォントを指定したいわゆるプロポーショナルフォント向けのAAに対応した表示を行えます。

 コピペは匿名でも作成が可能で、一時的なテキスト公開用として使えます。ただし、匿名で作成した場合は1週間で自動的に削除される点に注意してください。ログインユーザの場合は自分の作成したコピペを後から管理可能で、無期限に保管できます。

 また、SourceForge.JP 内でテキストを管理するだけではなく、wikiに表示したり、さらに外部サイト(blog など)においてiframeやJavaScriptを使用した埋め込みもできます。また、Twitter、Facebook、Google+などのSNSでコピペを共有することも可能です。

 コピペ機能に関して、さらに詳しくはヘルプをご覧ください。非常に簡易な機能ですので、サイト最上部に新設された「コピペ」タブから新規登録ページに飛び、適当なテキストを登録するだけでほぼ使い方をつかめるでしょう。

Google+/Facebook/Twitterアカウントを利用したログイン機能を追加しました

 Google+、Facebook、Twitterのアカウントを利用したいわゆるソーシャルログインに対応しました。Google+、Facebook、Twitterでの各アカウントを使ってログインできます。非ログイン状態でサイトトップページを閲覧すると、上部に各ボタンが配置されていることが確認できます。

 Google+、Facebookアカウントに関しては、既存のSourceForge.JPアカウントにおいてのメールアドレスと同一のアカウントへのログインとなります。Twitterアカウントでのログインに関しては、事前にアカウント設定からTwitterアカウントの登録を行なっておくことで、そのアカウントにログインできます。

 該当するアカウントがない場合は、新規にアカウント作成を行います。Google+、Facebookアカウントでの新規登録の場合、ソーシャルメディア側に登録されているメールアドレスがそのまま利用されます。またそのメールアドレスがソーシャルメディア側で認証済の場合、メールアドレスの登録確認フェーズが省略され、すぐにアカウントを利用することが可能です。作成したアカウントと各ソーシャルアカウントとは自動的に結び付けられます。

SPAM、Abuse(不正利用)への対応について

 SourceForge.JP全体のSPAMおよび不正利用の通報ページを新規に設置しました。サイト最下部のフッタの右列にある「スパムを通報する」リンクから辿ることができます。通報は匿名でも行えます。

 この通報ページはプロジェクトWebに設置されている各プロジェクトのページへのSPAMに対しても通報を受け付けています。「http://sourceforge.jp/reportspam.php」へのリンクを設置してご使用ください。

 なお、プロジェクトWebを含むSourceForge.jpドメインへのSPAM攻撃は日々増えており、特にMediaWiki、Pukiwiki、DokuwikiといったWikiシステムを導入し、匿名投稿も可能な状態で運用しているプロジェクトにおいては、SPAMの被害が大きくなっています。ユーザ認証や投稿フィルタなどの導入検討のほか、日常的なメンテナンスを心がけるようにお願いいたします。また、SPAM被害が通報/発見された場合は、該当コンテンツへの一時的なアクセスの遮断などシステム管理者側での対処を行った上で、プロジェクト管理者にご連絡を差し上げる場合がございます。その際には、プロジェクトWeb上のコンテンツのSPAMの削除や対応策などに関して、ご協力をお願いいたします。

OpenIDログインの仕様変更に関して

 OpenIDを利用したログインに関して、以下のような変更を行いました。

  • SourceForge.JP運営側にて動作確認がとれた OpenID 2.0 providerのみのログイン対応となりました
  • OpenIDでのログイン時にそのOpenIDに結び付けられたアカウントがない場合、自動的にアカウント作成画面が表示されるようになりました(この方法で登録されたアカウントには利用したOpenIDが自動的に結び付けられます)
  • OpenIDの管理はいままで通りアカウント設定のOpenIDの管理から行えます

プロジェクトWeb DBサーバのMySQLバージョンアップ

 プロジェクトWebのDBサーバのアップグレードに伴い、MySQLのバージョンが5.1.66 から5.5.31に変更されました。バージョンに依存する問題にご注意ください。

Coming Soon!

 下記の機能が、もうすぐ実装される予定です。

  • 作業部屋のファイルアップロード機能改善
  • ログイン時のHTTPS利用の固定化
  • フォーラム機能の新UI移行
  • リポジトリのマージリクエスト機能の新設