米HP、Palm由来の「webOS 3.0.5」ソースコードを公開

 米Hewlett-Packard(HP)は3月14日、モバイルOS「webOS 3.0.5」のソースコードを公開した。HPは1月にwebOSのオープンソース化と「Open webOS」を発表しているが、今回リリースされたものはOpen webOSとは関係なく、旧バージョンのソースコードを開示するという位置付けの「コミュニティ向けリリース」になる。

 webOS 3.0.5は、HPが自社タブレット「HP TouchPad」向けに1月にリリースしたもの。HPが買収したPalmが開発していた技術がベースとなっている。HPは1月末にwebOSを「Open webOS」としてオープンソース化する計画を明らかにしているが、これと直接の関係はなく、「現行のプラットフォームを搭載したレガシー端末で開発者が作業するための取り組み」と同社は説明している。

 オープンソースのモバイルOSとして開発中のOpen webOSは、開発ツール「Enyo」、カーネル、メールやカレンダーといったアプリケーションを含むすべてのコードベースを公開し、8月にベータを、9月にOpen webOS 1.0を公開することになっている。

米Hewlett-Packard(HP)
http://www.hp.com/

opensource.palm
http://opensource.palm.com/

HP WebOS Developer Center
https://developer.palm.com/>