米Palm、「Palm Pre」の「WebOS」オープンソースポータルを開設

 米Palmは6月18日(米国時間)、スマートフォン向けの自社OS「WebOS」のオープンソースポータル「opensource.palm.com」を開設、ソースコードを公開した。コミュニティ活動やオープンソースライセンスの順守を目的とし、オープンソース開発者の参加を促す。

 WebOSは、同社の最新のスマートフォン「Palm Pre」で利用されているOS。Linuxカーネル2.6.24を土台に、さまざまなオープンソース技術を加えたもの。

 Palmはすでに開発者向けの情報サイト「Palm Developer Network」を運営しているが、今回のオープンソースポータル開設は、Linuxが利用するGPLなどオープンソースライセンスの規定を満たすためのもの。Palmのオープンソースチームとコンタクトをとったり、オープンソースコンポーネントのソースコードや最新のオープンソースライセンスファイルをダウンロードできる。

 これらの取り組みにより、世界のオープンソースコミュニティとコラボレーションしながらイノベーションを促進していくとしている。

 Palmでは、オープンソースライセンス順守にあたり、社内で順守状況を統括するチームを立ち上げたり、コードスキャン、関連分析ツールなど商用/Palm開発ツールを利用して、順守に関するプロジェクト管理などを行うという。

米Palm
http://www.palm.com/

opensource.palm.com
http://opensource.palm.com/