米IntelがDocumentFoundationに参加、Windows版「LibreOffice」をIntelアプリストアで提供
オープンソースのオフィススイート「LibreOffice」の開発母体となる非営利団体The Document Foundationは2月23日(ドイツ時間)、米Intelが顧問役員(アドバイザリーボード)として参加したことを発表した。Intelは同社が展開するアプリケーションストア「Intel AppUp Center」において、SUSEがリリースしているWindows版LibreOfficeの提供も開始している。
Intel AppUp Centerは、Windows向けのアプリケーション配布プラットフォーム。2010年9月に正式公開され、無料/有料アプリケーションの配布を行っている。
IntelはDocument Foundationに参加するとともに、同アプリストアで「LibreOffice for Windows from SUSE」を提供する。LibreOffice for Windows from SUSEは、英語およびドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語の5言語版があり、Windows XPおよび7に対応する。Intelハードウェア向けにコードベースを最適化し、サイレントインストールに対応するなど設定手順も改善したという。
IntelのオープンソースコミュニティトップのDawn Foster氏は、「LibreOfficeが登場した日から、プレゼンテーションやデータ分析目的に利用している」とコメントしている。
The Document Foundationは今月、ドイツで団体として正式に認められたことを発表している。現在、145以上のメンバー企業が参加している。
米Intel
http://www.intel.com/
The Document Foundation
http://www.documentfoundation.org/