Doom 3のソースコード、オープンソース化される

 米ゲーム開発会社id Softwareは11月23日、FPSゲーム「Doom 3」のソースコードをGPL3で公開した。WindowsおよびLinux、Mac OS Xでのコンパイルが可能。3Dモデルなどのゲームデータは含まれていないが、開発者はこのソースコードをベースにオリジナルのゲームなどを開発できる。

 Doom 3は2004年8月に発売されたWindows向けの一人称シューティングゲームで、その後Linux版やMac OS X版などもリリースされた。現在もプロプライエタリ版がオンラインゲームストアSteamで販売されている。

 今回、公開されたのはゲームエンジン部分のソースコードのみで、テクスチャやサウンド、3Dモデルといったゲームデータは含まれていない。また、影の描画に関するコードが一部変更されているとのこと。これは、プロプライエタリ版Doom 3で使われていた処理が2002年に特許化されたためと思われる。

 id Softwareは過去にもFPSゲーム「Quake III Arena」のソースコードをGPLで公開しており、このコードを用いた多数のゲームが開発されている。

Doom 3 GPL
https://github.com/TTimo/doom3.gpl