RHEL互換のSicentific Linux、5.6ベースのライブ版CD/DVDをリリース

 「Red Hat Enterprise Linux(RHEL)」互換のScientific Linux(SL)開発チームは7月8日、先に公開された最新版「Scientific Linux 5.6」のライブCDおよびDVDを公開した。32ビット版と64ビット版があり、プロジェクトのWebサイトより入手できる。

 SLはフェルミ国立加速器研究所と欧州原子核研究機構(CERN)が中心となって開発するLinuxディストリビューション。米Red HatのRHEL互換、学術利用向けなどを特徴とする。

 6月21日にリリースされたバージョン5.6はRHEL 5.6をベースとしたディストリビューションで、RHEL 5.6の機能に加え、最新のテーマ「Atom Shine」が加わった。インストールなしにメディアから起動できるライブ版では、「OpenOffice.org 3.11」「Firefox 3.6.18」「Thunderbird 2.0.0.24」「Gimp 2.2.13」「Xorg 7.1」「Gnome 2.16.0」「KDE 3.5.4」(ライブDVDのみ)などを同梱した。パーティション管理の「Gparted」、ディスクバックアップの「Partimage」、NFTSツールセットの「Nftsprogs」、ダイアログボックス作成の「Xdialog」なども含まれている。

Scientific Linux
https://www.scientificlinux.org/

ダウンロード
http://www.scientificlinux.org/download