米MapRがApache Hadoopディストロを発表、米EMCとOEM提携

 米MapR Technologiesは5月25日、「Apache Hadoop」ベースのディストリビューションを正式発表した。また、米EMCとOEM提携を締結し、MapRがEMCのビックデータ用DWHエンジン「Greenplum Hadoop Enterprise Edition」の基礎部分となることも明らかにした。

 MapRはApache Hadoopを専業とするベンチャー企業で、2年間「ステルスモード」でHadoopベースのディストリビューションを開発してきたという。今回、正式に活動開始となった。

 MapRは信頼性、容易、高速の3つを特徴とする。まず信頼性だが、ミラーリング、スナップショット、高可用性の各分野で機能を加えた。たとえば、JobTrackerの強化、ローリングアップグレード、名前空間の強化によりダウンタイムとデータの損失を削減する「Distributed NameNode HA」などの機能がある。

 速度面では、読み込み/書き出しの分散レイヤーを利用し、コアとノードに合わせてリニアに向上する高速化技術「Lockless Storage Services」などの独自技術を盛り込んだ。グラフィカルなインターフェースを利用した管理画面、Hadoopクラスタを単一のNFSボリュームとしてマウントできる「Direct Access NFS」も用意する。

 MapRの技術はすでに数社で運用されており、今後提供を拡大するという。Hadoopのディストリビューションは米Clouderaなどが提供している。なお、Clouderaのディストリビューションはオープンソースだが、MapRのものはオープンソースではない。

米MapR Technologies
http://www.mapr.com/