ベンチマークテストツール「Phoronix Test Suite 3.0」リリース。OpenBenchmarking.orgもローンチ

末岡洋子
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　Linuxハードウェア関連情報サイトの運営などを行う米Phoronix Mediaは2月28日（米国時間）、最新のベンチマークテストツール「Phoronix Test Suite 3.0」を公開した。合わせて、ベンチマークテスト結果を共有するコミュニティサイト「OpenBenchmarking.org」もローンチした。

　Phoronix Test Suiteは、Linuxハードウェアやソフトウェアのレビューのために同社が開発したツール。GPL v3の下で公開されている。Phoronix Test Suite 3.0は「Iveland」という開発コードの下で開発されたもので、携帯端末向け消費電力モニタリングなど130以上のテストプロファイル、60以上のテストスイートを含む。拡張性を強化し、XMLと数行のスクリプトにより新しいテストを容意に追加できるという。

　OpenBenchmarking.orgは、Linuxやその他のOS向けの包括的なベンチマークテスト支援サービスを提供するサイト。テスト結果データを保存するストレージや、共有や比較ツールなどを提供する。Phoronix Test Suite 3.0との連携が可能で、Phoronix Test Suiteユーザーがサードパーティのテストプロファイル/ツールにアクセスできるパッケージ管理システムも提供される。テスト結果はOpenBenchmarking.orgのLinuxハードウェアデータベースにも反映され、各種テストの結果をシームレスに比較できる。データの蓄積により、新規にハードウェアやソフトウェアを購入する際の指標となるサイトを目指すという。

米Phoronix Media
http://www.phoronix.com/

「Phoronix Test Suite 3.0」ダウンロード
http://www.phoronix-test-suite.com/

OpenBenchmarking.org
http://openbenchmarking.org/