2.5系で初の安定版となる「Blender 2.5.7」リリース
Blender Foundationは4月14日、オープンソースの3Dコンテンツ作成ツールの最新版「Blender 2.5.7」を公開した。機能がほぼ完成したほか、1000以上のバグ修正と機能アップデートが行われたことから、2.5系では初の安定版と位置付けている。
Blenderは3DモデルやCG、アニメーションなどを作成できる統合CGツールスイート。GPLの下で公開されている。
バージョン2.5.7では、GUIレイアウトが新しくなり、新しいアイコンセットやグラフィックデザインが導入された。アーキテクチャも変更され、データアクセスやツールシステムが改善された。Pythonスクリプトによる機能拡張APIも改良され、アドオンとして機能を配布したり、個々の機能を個別に有効/無効化できるようになった。
モデリングではSculptモードの最適化が行われ、描画などの性能が改善された。モディファイア「Solidify」が加わり、薄いMeshのデータを壊さずに厚みを加えられるという。ペイントブラシ、アニメーションエディタなども改善されている。物理演算関連でも液体ベースの煙シミュレーションの追加といった強化が加わっている。
Blender 2.5.7はWindows、FreeBSD、Linux、Mac OS Xに対応、Blender FoundationのWebサイトよりダウンロードできる。
Blender Foundation
http://www.blender.org/