ジャーナリングが追加された「MongoDB 1.8」がリリース

 米10genは3月16日、オープンソースのドキュメント志向データベースシステム「MongoDB 1.8」を公開した。リクエストが多かったというジャーナリングなどの新機能が加わっている。

 MongoDBはドキュメント志向のKey-Valueストア型データベースシステムで、SQLを使わない「NoSQLデータベース」と呼ばれるものの1つ。Python、PHP、Ruby、Javaなどから利用するためのドライバも公開されている。

 最新版は2010年8月に公開されたバージョン1.6のフォローアップリリースとなる。最大の特徴は、新機能となるジャーナリングストレージエンジンの追加。これにより、クラッシュ時に普及作業が高速かつ安全に行えるという。

 このほか、1.6で導入された分散運用機能のシャーディングを改善し、スプリットやバランスなどが高速化し、全体のシステムへの影響が抑えられたという。同じく1.6で加わったレプリカセットでは、認証が加わった。Map/Reduceサポートも強化、差分アップデートオプションが加わった。

 Linux、Windows、Mac OS X、Solarisに対応、バイナリとソースコードはプロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。

MongoDB
http://www.mongodb.org/

「MongoDB 1.8」ダウンロード
http://www.mongodb.org/downloads