MySQLからフォークした「Drizzle」、初のGAリリース
MySQLからフォークした軽量SQLデータベース「Drizzle」の開発者は3月15日、初の一般提供(GA)版となる「Drizzle7 2011.3.13」をリリースした。プロジェクトのWebサイトよりソースコードを入手できる。
DrizzleはMySQL 6.0のフォークとして、MySQL開発者らが2008年7月にスタートしたプロジェクト。クラウドやWebアプリケーション向けに簡素化したDBMSを作成することを目的とし、マイクロカーネルコンセプト、モジュラーアーキテクチャを特徴とする。オープンなコミュニティ主導型というプロジェクトの特性も特徴となる。
デフォルトのトランザクションストレージエンジンはInnoDBで、PBXTをマージし、MyISAM(一時テーブルのみ)もサポートした。Embedded InnoDB、HailDB向けプラグインも備える。レプリケーションはログベースで、ファイルベースおよびInnoDBテーブルベースのバージョンから利用できる。
MySQLからのマイグレーションツールDrizzledumpを提供、容易にマイグレーションもできるという。各種文書もCreative Commonsライセンスで公開されている。
Mac OS X、Linux、Solaris(x86、SPARC)をサポート、Debian/Ubuntu向けおよびRed Hat/Fedora向けのパッケージもある。Windows、HP-UX、IRIXはサポートしていない。
Drizzle
http://drizzle.org/