クラウド向け軽量MySQLプロジェクト「Drizzle」がスタート
軽量データベースを開発するオープンソースプロジェクト「Drizzle Project」がスタートした。クラウドコンピューティングやWebアプリケーション開発などの用途を想定しているという。MySQLの開発者が開発を率いており、今後の成果はGNU GPL v2の下で公開する。
Drizzleは軽量版のMySQL。MySQLのコードをベースに、ストアドプロシージャ、アクセスコントロールリストなどの機能を持つが、高度な機能は削ぎ落としモジュラー化を進める。高速、拡張性、信頼性を特徴とし、容易にインストール・管理できるようシンプルな設計を目指すという。マイクロカーネルアーキテクチャをもち、32ビットと64ビットの両方に対応、マルチコアアーキテクチャ向けに最適化したものになるという。
現在、MySQLの技術ディレクター、Brian Aker氏が中心となってプロジェクトを進めており、英Canonicalのプロジェクトホスティングサービス「Launchpad」を利用する。開発したコードはGPL v2で公開する予定。現時点では、一般公開予定日を発表していない。
Drizzle
https://launchpad.net/drizzle