米Microsoft、「HTML5 Labs」で最新のWebSocketsプロトタイプを公開

 米Microsoftは3月11日、HTML5仕様のプロトタイプを公開する「HTML5 Labs」で、WebSokectsの最新プロトタイプを公開した。プロジェクトのWebサイトより入手できる。

 WebSocketsは単一のTCPソケット上で双方向通信を実現するための仕様で、インターネット技術タスクフォース(IETF)で標準化が進んでいる。WebSocketsでは一度接続が確立されれば、シンプルかつ低いオーバーヘッドでにテキストベースの双方向通信が行える。

 4回目のリリースとなる最新版プロトタイプは、IETFが2月末に公開した「WebSockets 06 Protocol Specification」の実装となる。Ping-Pong対応、バイナリとフラグメントフレーム対応などが加わったが、W3C API作業グループの作業の関係でJavaScriptにはエクスポーズできないという。相互運用では、LibWebSocketsに加え、Jetty、Firefox Minefieldにも取り組みを拡大した。

 HTML5 Labsは、MicrosoftがHTML5標準のプロトタイプ実装を推進する目的で2010年12月に立ち上げたサイト。HTML5 Labsでは、WebSocketsのほか、IndexedDBのプロトタイプも公開されている。

米Microsoft
http://www.microsoft.com/

HTML5 Labs
http://html5labs.interoperabilitybridges.com/