米Black Duckによる「2010年のオープンソースルーキー」はSNSの「Diaspora」

 オープンソースのコード管理ソリューションを提供する米Black Duck Softwareは1月7日(米国時間)、2010年に誕生した有望なオープンソースプロジェクトトップ10を発表した。

 2010年に立ち上がったオープンソースプロジェクトのうち、コミット活動、参加開発者数、外部のWebサイトから貼られたリンク数などから人気度を調べた。今年のランキングは同社のKnowledgeBaseに加え、同社が2010年に買収したOhloh.netからのデータも考慮したという。

 第1位はオープンソースSNSの「Diaspora」。Rubyで作成されており、プライバシー保護、ユーザー制御機能などを特徴とする。「打倒Facebook」を狙うSNSソフトウェアとして、2010年秋に公開されている。

 第2位は、米RackSpaceと米航空宇宙局(NASA)の支援を受けるクラウドコンピューティングプラットフォームの「OpenStack」、3位はNode.JSを土台としたIDEの「Cloud9IDE」となった。4位以下は、パッケージ管理システム「NuGet」、BPM・ワークフローシステムの「Activiti BPM Platform」、ファイル共有・コラボレーションツールの「SparkleShare」などが続いている。

 Black Duckによると、トップ10のうち3つがライセンスにAGPLを利用しており、クラウド/SaaS関連プロジェクトの増加を示唆しているとのこと。また、トップ10のうち4つがレポジトリにgithubを利用しているという。

米Black Duck Software
http://www.blackducksoftware.com/