米Black Duck、オープンソースソフトディレクトリのOhloh.netをGeeknetより買収

 米Black Duck Softwareは10月5日(米国時間)、米GeeknetよりオープンソースプロジェクトのディレクトリサービスOhloh.netを取得したことを発表した。金額など詳細は非公開。今後、コード検索サービス「Koders.com」と合体させ、包括的なオープンソースリソースを開発者に提供するという。

 Ohloh.netは、フリー/オープンソースプロジェクトのディレクトリサービス。もともとは米Microsoftの元幹部らが設立し、2009年にSourceForge(現Geeknet)に買収された。25万以上のコードレポジトリ、プロジェクト、フォーラムを抱え、コミュニティも持つ。

 Black Duckはオープンソースソフトの管理自動化サービスを提供するオープンソース企業。Ohloh取得により、オープンソース開発者向けサービスを補強する。

 Black Duckは現在開発者向けサービスとして、オープンソースやWebで公開されているコードを検索できるKoders.comを提供している。買収後もOhlohのWebサイトを維持・強化していき、将来的にはKoders.comと合体させ、オープンソースソフトウェアの利用、作成、検索、管理が行える包括的なリソースを提供していく計画だ。これにより、オープンソースの採用を促進したいとしている。

 買収は9月30日に完了しており、すぐにOhloh.netの強化に着手する。数カ月以内に成果をロールアウトしていくという。

米Black Duck Software
http://www.blackducksoftware.com/

Ohloh.net
http://www.ohloh.net/