米Microsoft、関数型言語「F#」をオープンソースに
米Microsoftは11月4日、関数型言語「F#」をオープンソースにしたことを発表した。「F# PowerPack」プロジェクトページにてコンパイラやコアライブラリが入手できる。
F#は.NET向けの関数型プログラミング言語。Ocaml(Objective Caml)と互換性を持ち、すでにVisual Studioへの統合も行われている。
これまでF#は「Microsoft Research Shared Source Licence Agreement」ライセンスを採用しており、バイナリは専用サイトのfsharp.netにて無料でダウンロードできた。今回、2010年4月にリリースしたバージョン2.0のコンパイラとコアライブラリをApache License 2.0の下で公開する。同時に、F#のライブラリとツールを集めたF# PowerPackのライセンスも、Apache License 2.0に変えたと報告している。
Microsoftは今回のオープンソース化について「F#へのコミットを示すもので、教育やツール開発を支援したい」と説明している。
なお、バイナリは引き続きfsharp.netから入手することになる。
米Microsoft
http://www.microsoft.com/
F# PowerPackプロジェクト
http://fsharppowerpack.codeplex.com/