Google Codeのライセンス要件が緩和、全OSI承認ライセンスを受け入れへ
米Googleは9月10日、オープンソースプロジェクトサイト「Google Code」でホスティングするプロジェクトが利用できるライセンスを拡大し、Open Source Initiative(OSI)が承認した全てのオープンソースライセンスを利用できるようにした。これにより、CDDLやAGPLなどが利用できるようになる。
Google Codeは5年以上前にスタートして以来、ホスティングするオープンソースプロジェクトが利用できるライセンスを一部のOSI承認ライセンスに制限していた。これについてGoogleは、「オープンソースライセンスの種類の増加はオープンソース開発者と利用者にとって問題を招く」という見解から、反対の立場を示すためだったと説明している。途中、MPLなど一度は利用を禁止し、再度許可したライセンスもある。
このようなライセンスの制約は、Google Codeの利用にとって障害にはならなかったとしながらも、今回制限を緩和する理由について、1)オープンソース開発者を支援する、2)互換性のあるライセンス、制限の緩いライセンス、新しい役割を持つライセンスを除外したくない、と説明している。「ライセンス増加は問題」というこれまでの見解に変わりない、とも述べている。
Google Codeで新たに許可されたライセンスを利用する場合、「その他のオープンソース」を選択し、ライセンスの種類を入力することになる。
米Google
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Google Code
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