米Oracle、データマイニング向けのオープンソースの「R」言語インタフェースを発表

 米Oracleは5月27日、「Oracle Data Mining(ODM)」向けのR言語インターフェイス「R Interface to Oracle Data Mining(R-ODM)」を発表した。分類や回帰などデータマイニング結果のグラフィックカスタマイズ、運用データマイニングメソドロジーのスクリプトなどに利用できるという。

 Rはオープンソースのデータ分析・統計言語。学術用途でよく利用されており、5月にはベンチャー企業のRevolution Analyticsが商用化に向けた計画を発表している。

 R-ODMは、SQLやプログラミングに精通していないR言語ユーザーにデータ分析やデータマイニングメソドロジーのプロトタイプ環境を提供する。Rの文法を使って、Oracle Data Mainingのデータをマイニングできる。ユーザーはPL/SQLクエリのように、R環境からOracleのRDBMSにデータとパラメータを送ることができるという。

 R-ODMは標準Rソースパッケージとしてパッケージされており、RアーカイブネットワークCRAN(Comprehensive R Archive Network)で無料で配布される。

米Oracle
http://www.oracle.com/

R Project
http://www.r-project.org/