2010年春期情報処理技術者試験、過去の出題傾向から紐解く直前対策
2010年4月18日(日)に、2010年春期情報処理技術者試験が実施される。古くからあるこの試験も、IT業界の現状のスキルマップにより適合するよう2009年に試験制度が変更された。今回は新制度となってから3回目の試験となり、受験者数が増加しているという。そのなかでも試験制度の中でも高度区分とされるデータベーススペシャリスト試験および情報セキュリティスペシャリスト試験の出題傾向を、情報処理技術者試験対策書籍を数多く著作している松原啓二氏に分析してもらった。
松原氏によると、データベーススペシャリスト試験および情報セキュリティスペシャリスト試験においては、2009年の秋期試験では午前Ⅰ試験の通過率が下がっているという。2009年春期午前の試験は比較的易しく、午後試験の採点の手間が増えたため、秋期の試験では午前試験の合格者を絞る方針に変更されたためのようだ。それだけに、午前Ⅰ試験を甘く見ていると足をすくわれてしまうことになる。また午前Ⅱ試験については、過去の出題傾向を見ていくとどの分野が出題されるのかが予想できるという。過去の試験からの再出題や知識を問う問題も多いとのことで、これらの対策が重要になってくるとのこと。
午後試験については出題テーマやパターンに特徴があり、ポイントを押さえた対策を行うことで得点を伸ばすことができるという。たとえば情報セキュリティスペシャリスト試験の場合午後Ⅰ試験は広いテーマから出題され、午後Ⅱ試験では知識重視型と実務重視型の問題が出題される傾向があるとのこと。またデータベーススペシャリスト試験の場合、午後Ⅰ試験では毎年決まったパターンの問題が、午後Ⅱ試験では業務でのデータベース構築といったストーリーに基づいた問題が出題される傾向だそうだ。
いずれにしても、直前対策が合格のキーポイントになるというのが結論とのことだ。松原氏による詳細な傾向分析や直前に勉強すべき分野といった試験の個別対策については、そのポイントが「情報処理技術者試験対策 残り3週間で合格を目指す! データベース&セキュリティ講座」という資料にまとめられている。この資料はテクノブレーンのWebサイトからダウンロードできるので、この春に情報処理試験を受験する方は、ぜひ参考にしていただきたい。
テクノブレーン
http://www.techno-brain.co.jp/
「情報処理技術者試験対策 残り3週間で合格を目指す! データベース&セキュリティオンライン講座」ダウンロードページ
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