LPI、授業用教材の第2弾「Linuxサーバー構築標準教科書」を公開
LPI-Japan(エルピーアイジャパン)は2009年6月22日、Linuxサーバ構築の教育機関向け教材「Linuxサーバー構築標準教科書(Ver1.0.1)」をWebサイトで公開した。高校・大学・専門学校などの授業用で、インストールからネットワーク設定、DNS/Web/メールサーバの構築までを学習できる。
2008年9月に公開した「Linux 標準教科書」の第2弾で、Linux標準教科書レベルのLinux知識を持つ初心者の学習用途を想定している。Linux技術者認定試験(LPIC)レベル2の201試験および202試験の出題範囲に含まれるサーバ構築の知識を、実習を通して体系的に学習できる。LPIC受験対策には向かない。
講師1人と受講生2人以上での利用が前提。実習では講師用PC(サーバ)1台と受講生用PC(クライアント)2台以上が必要。OSはCentOS 5.2以上を利用する。想定学習時間は12時間(6時間×2日)で、学校などのLinux入門コースの授業コマ数としては90分間×8コマ。座学+実習形式での利用に適した構成とした。
クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下、著作権の表示・改変の禁止・非営利目的を条件として利用できる。またテキスト作成やアップデートはWikiサイトとメーリングリストで行っており、誰でもオープンに参加してフィードバックなどを投稿できる。LPI-Japanは、Linux標準教科書の第3弾以降も検討中。
Linuxサーバー構築標準教科書(Ver1.0.1)
http://www.lpi.or.jp/linuxservertext/
LPI-Japan
http://www.lpi.or.jp/