米Codice Software、ソースコードバージョン管理システム「Plastic SCM 2.9」リリース

 米Cofice Softwareは2月29日、ソースコードバージョン管理システム「Plastic SCM 2.9」を発表した。学術および非営利のオープンソースプロジェクトでの利用の場合、同社Webサイトより無料でダウンロードできる。

 Plastic SCMは、分散開発に対応するバージョン管理システム。分散型のリポジトリやACLベースのセキュリティ、タスク主導開発といった機能を持ち、Windows、Linux、Mac OS Xに対応する。タスクベースの開発に向け、手動での競合解決を最小限に抑えるマージ機能を含む強力なブランチ管理機構を搭載するとしている。

 Plastic SCMではバックエンドデータベースとしてFirebirdやMySQL、SQL Serverをサポートしていたが、Plastic SCM 2.9では新たにOracleもサポート対象となった。また、オンデマンドでデータをキャッシュするプロキシーサーバー機能も導入された。Plastic SCMは分散モードと中央集権モードの両方に対応するが、特に中央サーバーに接続する場合に有用としている。

 また、Workspaceをサーバーからクライアントに移動させることで性能も改善された。前バージョンと比較して全体的な性能が30%改善されたという。そのほか、設定ファイル「cloaked.conf」を利用して、レポジトリの部分的なダウンロードにも対応する。ツリー全体の更新を回避できるため、更新などの作業を効率化できるという。

米Codice Software
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