米Zend、コード追跡機能を追加した「Zend Server 5.0」をリリース
米Zend Technologiesは2月24日(米国時間)、PHP Webアプリケーションサーバーの最新版「Zend Server 5.0」をリリースした。Linux、Windows、IBM i(ベータ)に対応、無料のコミュニティエディション(CE)を同社Webサイトよりダウンロードできる。
Zend ServerはPHP、Zend Frameworkなどをパッケージしたサーバーソフトウェアで、PHPアプリケーションの運用・管理が行える。PHPキャッシュやアクセラレーション技術を利用して、アプリケーションの性能を改善し、信頼性や可用性などのメリットをもたらす。バージョン5.0は「PHP 5.3」をサポートした。
Zend Server 5.0では新たに運用環境でのコードの振る舞いを視覚化する「Code Tracing」技術を導入した。根本原因をピンポイントで指摘するため、開発者や管理者は問題解決に要する時間を半減できるとしている。
ジョブを非同期で実行することでアプリケーションの性能やレスポンスを改善する「Job Queue」も加わった。オーダー処理、データベースのクリーンナップ、RSSフィードなど非同期処理に適したジョブを設定したり、一定時間間隔で行うなどの最適化を行えるという。
米Zend Technologies
http://www.zend.com/
「Zend Server 5.0」ダウンロード
http://www.zend.com/en/products/server/downloads-all