多数のディストリビューションに対応するLinuxパッケージ構築ツール「openSUSE Build Service 1.7」 登場

 米Novellが支援するopenSUSE Projectは2月9日、Linuxパッケージ構築システムの最新版「openSUSE Build Service 1.7」を公開した。プロジェクトのWebサイトより入手できる。

 openSUSE Build Serviceは複数のディストリビューションに対応したソフトウェア作成プラットフォームで、開発者はこれを利用して、openSUSEおよびSUSE Linux EnterpriseやFedora、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)、Debian、Ubuntu、MandrivaなどのLinuxディストリビューション向けに効率よくソフトウェアを開発し、公開できる。

 最新版では、新しい属性クラスにより、プロジェクトやパッケージに関連した情報を柔軟に管理できるようになった。チームや開発者は、情報データベースとしてopenSUSE Build Serviceを利用できるという。「SAT Solver」の依存性計算を1000倍高速化、パッケージ変更が秒単位でビルドサービスに反映されるようになるという。レビューメカニズムも改善されている。

 このほか、Webユーザーインターフェイスでの個別テーマ対応など、ブランディングやカスタマイズ機能も強化した。

 最新版よりアプライアンスとしても提供、ハードディスクイメージを利用してUSBメモリから動かせるようになった。

openSUSE
http://www.opensuse.org/

「openSUSE Build Service 1.7」ダウンロード
http://en.opensuse.org/Build_Service