オープンソースのWebアプリテストツール「Selenium」と連携するFirefoxプラグイン「Sauce IDE」登場
米Sauce Labsは1月20日(米国時間)、オープンソースのWebアプリテストツール「Selenium」ベースのFirefoxプラグイン「Sauce IDE 1.0」ベータ版を発表した。クラウドまたはオンプレミスで、クロスブラウザテストを実行できる。
Seleniumは、Sauce Labsが中心となって開発されているオープンソースのクロスブラウザテスト自動化ツール。Java、Ruby、Pythonなどでコードを記述するユーザー向けの「Selenium RC」と、Firefoxプラグイン「Selenium IDE」の2種類がある。
Sauce IDEは、Selenium IDEベースのパッケージで、開発者はコードを記述することなしにSeleniumを使ったWebアプリケーションテストを実行できるという。特徴は記録と再生機能。Firefoxまたはオプションのクラウドサービス「Sauce OnDemand」を利用して、WindowsまたはLinuxで動く主要ブラウザ上でのテストを再生できる。クラウドを利用することでインフラの構築とメンテナンスが不要となり、テスト自動化がさらに容易になるという。
Sauce IDEは無償版とサポート付きの有償版があり、同社Webサイトより入手できる。
Sauce LabsはSeleniumベースのサポートやサービスを提供するベンチャー企業。同社は同日、シリーズA投資ラウンドとして310万ドルを調達したことも発表している。
米Sauce Labs
http://saucelabs.com/
「Sauce IDE」ダウンロード
http://saucelabs.com/products/downloads