オリエンタルアーツ、ソースコード自動生成ツールをOSSで公開

 オープンソースのWebアプリケーション・フレームワーク「pirka(ピリカ)」を開発するオリエンタルアーツ(本社:東京都文京区)は2009年12月24日、各種設計・開発ドキュメントからソースコードを自動生成するプログラミング支援ツール「pirka IOP-tool」を、オープンソースソフトとして公開した。

 pirkaは、HTMLとJavaだけで動作するプログラムを構築できるWebアプリケーション・フレームワーク。pirka IOP-toolは、pirkaを拡張して、Web画面や帳票など業務アプリケーション開発業務の項目と、処理内容の各種ドキュメントを自動生成。開発を効率化する。

 JavaベースのWebアプリケーションで、システム設計時に作成した各種ドキュメントなど(インタフェース)から情報を取得し、プログラミング時に必要となるソースコードを自動生成する。同社は、この手法を「インタフェース指向プログラミング(Interface Oriented Programming)」と呼んでいる。

 生成するソースは、標準的なJava、HTML、SQLなどで、従来の自動生成ツールにみられるような特殊な記述を排除。一般的な知識を持つ技術者であれば、見てすぐに分かり、ツール導入のための学習が不要という。

 入出力はプラグイン形式で、将来的にはExcel定義ファイルの取り込みなどにも対応する予定。ライセンスはLGPL。動作環境はJRE 6.0以降と、TomcatなどのWebアプリケーション実行環境。

pirka IOP-tool
http://www.oarts.jp/iop/iop_top.html

オリエンタルアーツ
http://www.oarts.jp/

pirka IOP-toolダウンロード(SourceForge.jp)
http://sourceforge.jp/projects/pirkaiop/