オリエンタルアーツ、Google App Engine対応の「pirka framework」新バージョン公開

 オリエンタルアーツ(本社:東京都文京区)は2010年2月23日、オープンソースのWebアプリケーション・フレームワーク「pirka framework Ver 1.05」正式版を公開した。新たにグーグルのクラウドサービス「Google App Engine」(GAE)に対応した。ライセンスはLGPLv2。

 標準的なHTMLとJavaだけでWebアプリケーションを開発できることを特徴とするフレームワーク。環境設定ファイルや独自タグなどを使わないため、(1)技術習得に必要な時間と費用を削減(2)画面デザイン担当者とプログラム担当者を分業(3)純粋にプログラム開発に注力可能——などのメリットがあるという。

 また、セッション管理やセキュリティ保障など、Webアプリケーションに特有な処理を共通化してあり、一定の品質を保ちながら作業量を軽減できるという。pirkaの名称は、アイヌ語の「良い、美しい」からとった。

 Ver 1.05では、これまでにpirka frameworkで作成したWebアプリケーションを、多少の修正でGAE環境に移行できるという。また、新規に開発する場合も、設計書があれば素早く低コストで作成でき、運用環境を用意する必要もないという。情報漏えい対策として暗号化にも対応する。

「pirka framework Ver 1.05」プログラムのダウンロード
http://sourceforge.jp/projects/pirka/

「pirka framework Ver 1.05」ソースコードおよび詳細資料のダウンロード
http://app.oarts.jp/cc/start

オリエンタルアーツ
http://www.oarts.jp/