マクニカ、並列化プログラミング解析ツール「Prism 2.0」を国内販売
マクニカは2009年12月17日、英CriticalBlue製の組み込み機器向けマルチコアプログラミング並列化解析支援ツール「Prism 2.0」を国内販売すると発表した。最新版の2.0はLinux APIをサポートし、Linuxアプリケーションをより容易に解析できるようになった。
Prism 2.0はソフトウェアの並列化を支援するGUIベースの解析ツール。ソースコードを修正する前に仮想的に様々な条件を試して最適な答えを得られるという。本バージョンでは、シミュレータ上での実行に加え、新たに実機ハードウェア上でのコード実行結果を解析可能になった。
解析フローは、実際の動作を基にコードを自動解析して、プログラムの重要点、コールツリーやデータ依存を特定。複数の異なる並列化のシナリオから最適なものを探す。検証ステップでは、関数が正しくスレッド化され、シナリオ通りの結果が達成されたかを検証する。
組み込み機器市場では、マルチコアプロセッサの採用が拡大中だが、ソフトウェアの並列化を適切に設計しなければならないため、従来の設計手法では恩恵を十分に引き出せなかったという。
マクニカ
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CriticalBlue
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