エクセルソフト、Atomプロセッサに最適化したインテル製モバイルアプリ開発ツールを発売

 エクセルソフト(本社:東京都港区)は2009年8月20日、インテルAtomプロセッサ上で動作するモバイル・アプリケーションの開発・最適化ツール「インテルAtomプロセッサー向けソフトウェア開発ツール・スイート」の販売を開始した。米インテルが開発したツールの国内販売。

 C++コンパイラー、インテグレーテッド パフォーマンス プリミティブ(マルチメディアライブラリー)、アプリケーション デバッガー、VTune パフォーマンス アナライザー(パフォーマンス解析ツール)で構成。モバイルインターネットデバイス(MID)向けソフトウェアのコーディングからパフォーマンス解析までの全サイクルをカバーする。すべてLinux上で動作し、GNUツールとの互換性を備える。

 コンパイラーの「インテル C++ コンパイラー11.1 Linux版」は、GCCと互換性を持ち、既存コードの移植や再利用にかかる労力を軽減。GCCより最大30%パフォーマンスを向上。デバイス全体の消費電力を抑え、バッテリー持続時間を伸ばすという。

 動作環境は、ホストシステムがUbuntu 9.04、Asianux 3、Fedora 10/11。MIDシステムがLinux kernel 2.6、Moblin 2.0 Netbooks、Moblin compliant OS。これ以外のLinuxディストリビューションでも動作する可能性があるが、推奨はしないとしている。

 価格は、ハードウェアに直接アクセスできる「インテルJTAGデバッガー」が付いた「インテル Atomプロセッサー向け インテル エンベデッド・ソフトウェア開発ツール・スイート」が14万2695円。JTAGデバッガーなしの「同 アプリケーション・ソフトウェア開発ツール・スイート」が8万5470円。

インテルAtomプロセッサー向けソフトウェア開発ツール・スイート
http://www.xlsoft.com/jp/products/intel/compilers/mid/

エクセルソフト
http://www.xlsoft.com/jp/