「Google App Engine」効果でPython利用が急増
調査会社の米Evans Dataの最新調査によると、2008年4月に米Googleが「Google App Engine」を公開以来、北米開発者におけるスクリプト言語「Python」の利用が1年半で約45%増加したという。
この調査は、今年10月、北米地区の開発者500人を対象に詳細な調査を行い、「North American Development Survey」としてまとめたもの。
それによると、GoogleがApp Engineを公開して1年半でPythonの利用が13%から20.3%となり、45%増加したという。App Engineは、GoogleのインフラでWebアプリケーションの開発・実行ができるサービス。2008年4月の発表時はPythonにしか対応しておらず、1年後の2009年4月にJava対応が加わっている。
Evans Dataによると、Ruby、PHP、Perlなど他のスクリプト言語の利用は同期間、大きく増減していないという。
調査ではこのほか、開発にクラウドサービスを利用する開発者はわずか8.7%にとどまることもわかった。「この1年の間に利用する計画」と回答した人は18%いたことも報告している。
米Evans Data
http://www.evansdata.com/