Javaアプリケーションとスクリプト言語の連携を行うフレームワーク「Jakarta BSF」、バージョン3.0が登場

 Apache Software Foundation(ASF)のApache Jakarta BSF開発チームは10月9日、最新版「Apache Jakarta BSF 3.0」を公開した。Javaアプリケーションとスクリプト言語を連携させるためのフレームワークで、最新版ではJSR(Java Specification Requests、Javaの仕様案)で定義されたJavaプラットフォーム向けのスクリプトAPIを利用する。

 Jakarta BSF(Bean Scripting Framework)はJakarta Projectの1つで、Javaアプリケーションとスクリプト言語を連携させるためのクラスライブラリ。これを利用することで、各種スクリプト言語からJavaオブジェクトやメソッドにアクセスできるようになる。

 バージョン2系では米IBMが開発したAPIを利用していたが、最新の3系ではJSR-223として定義され、Java 1.6以降に含まれるスクリプトAPI(javax.script)を使用するように変更された。テスト向けコマンドラインツールも同梱される。また、javax.scriptを利用できないJava 1.4/1.5環境においても利用できるという。

 対応するスクリプト言語はJavaScript、Python、Tcl、NetRexx、XSLT。BSFエンジンを利用することで、Java、Groovy、Groovy Monkey、JLog、JRuby、JudoScript、ObjectScript、ooRexxなどにも対応する。

 Jakarta BSF 3.0は、Apache Jakarta ProjectのBSFプロジェクトページよりダウンロードできる。利用にはJava 1.4以上が必要。

Apache Software Foundation
http://www.apache.org/

Apache Jakarta BSFプロジェクトページ
http://jakarta.apache.org/bsf/index.html