Mozilla、「Firefox 3.6」ベータ1をリリース

 Mozillaは10月30日、オープンソースWebブラウザの最新版「Firefox 3.6」のベータ1を公開した。Windows、Mac OS X、Linuxに対応、MozillaのWebサイトでダウンロードできる。

 最新版は「Namoroka」という開発コード名を持つもので、約2週間遅れてのリリースとなる。現行版であるバージョン3.5と比べると大型の新機能は少ないが、性能や安定性強化のための調整が行われている。

 レンダリングエンジン「Gecko 1.9.2」を採用した。カスタマイズ拡張機能の「Personas」を組み込み、1クリックでブラウザの外観を変更できる。古いプラグインの警告機能も加わり、安全性を強化できるという。またMozillaはこれに先駆け、プラグインが最新版に更新されているかをチェックできるWebサイトも開設している。

 HTML 5に対応、フル画面ビデオの表示が可能となった。CSSやDOM対応も強化、ECMAScript 5もサポートする。Webフォントフォーマットの「WOFF」も対応した。

 性能面では、3.5で搭載したJava Scriptエンジン「TraceMonkey」を強化し、Java Scriptの性能を改善した。全体のレスポンス性や起動時間も改善したという。

Mozilla
http://www.mozilla.org/

「Firefox 3.6」ベータ1ダウンロード
http://www.mozilla.com/en-US/firefox/all-beta.html