安定性強化のメンテナンスリリース「KDE 4.3.2」が公開

 KDE Communityは10月6日、オープンソースのデスクトップ環境の最新版「KDE 4.3.2」を公開した。バグ修正と翻訳更新のメンテナンスリリースとなり、安定性を強化した。

 最新版は、8月に公開した「KDE 4.3.0」の月に一度のアップデートで、バグの修正、翻訳改善のメンテナンスリリースとなる。

 修正されたバグの数が最も多いのは、電子メールクライアントの「KMail」。ディスプレイ関連の問題を修正することで、使い勝手と信頼性を改善したという。このほか、ウィンドウマネージャ「KWin」のウィンドウコンポジット効果についても、バグの修正により安定性が強化されている。コアライブラリのバグも修正、すべてのアプリケーションで安定性を改善するという。

 KDEでは、バージョン4.3系のユーザーに最新版へのアップグレードを呼びかけている。

 ソースコードはKDEのWebサイトよりダウンロードできる。バイナリパッケージのリンクもある。

KDE Community
http://www.kde.org/

ダウンロード
http://download.kde.org/download.php