KDEが名称変更、「K Desktop Environment」から「KDE」に
KDEは11月24日、大規模なブランディング計画を発表した。コミュニティの成熟と拡大、それに技術の拡大を受け、これまで「K Desktop Environment」の省略として使われてきた「KDE」を正式名称とする。これに合わせてアプリケーション名称も変更する。
KDEは、デスクトップ環境K Desktop Environmentを開発するために13年前に発足した。現在、KDEコミュニティの下でデスクトップ環境だけではなく、アプリケーションも開発されており、コミュニティの規模も拡大している。KDEのStuart Jarvis氏は、現状を体現するためにブランドを再ポジショニングする必要があると説明している。
新しいブランディング計画では、KDEをコミュニティ名称と上位ブランド名称の両方で用いる。これによりKDEコミュニティ下で開発されている各アプリケーションの名称も変更、「KDE Workspace」は「KDE Plasma Desktop」と「KDE Plasma Netbook」に、アプリケーション構築用のKDE技術は「KDE Platform」となる。「Amarok」や「KWord」などの「KDE Applications」は引き続きKDE Applicationとする。また、Workspace、Applications、Platformを含む現行版「KDE 4.3」は、次期版より「KDE Software Compilation」となる。
このブランディングは1年以上話し合いされた結果で、コミュニティは今後数ヶ月で新しいブランド名称に移行する計画だ。これにあわせ、オンラインリソースやマーケティング資料にも新名称を反映させていく。