Mozillaが「SeaMonkey 2.0」ベータ2を公開、正式版は10月登場へ

 MozillaのSeaMonkey Projectは9月12日、インターネット統合アプリケーションの最新版「SeaMonkey 2.0」ベータ2を公開した。「Firefox 3.5.3」のブラウザコア技術をベースとし、各種機能が強化されている。正式版は10月に公開予定という。

 SeaMonkeyは「Netscape Communicator」と「Mozilla Application Suite」を土台としたオールインワン型のインターネットアプリケーションスイート。最新版はFirefox 3.5.3と同じコア技術をベースとし、堅牢な電子メール/ニュースグループクライアント、HTMLエディタ、Web開発ツール、IRCチャットを盛り込んだ。

 ベータ1からの変更点として、個々のメッセージ、フォルダ、アカウントをMail&Newsgroupsウィンドウ内のタブで展開可能となった。そのほか、閉じたブラウザウィンドウを再度開く「Undo Close Window」など、細かな機能の追加や強化が図られている。「Mac OS X」向けではデフォルトのテーマを一新、LeopardやSnow Leopardにフィットするという。

 開発面には、拡張機能開発用の「SeaMonkey Interface for Library Extensions(SMILE)」が追加された。

 SeaMonkey 2.0ベータ2は、Windows、Mac OS X、Linuxに対応する(Windows 95/98/ME/NT、Mac OS X 10.3は対象外)。SeaMonkeyプロジェクトページよりダウンロードできる。

Mozilla
http://www.mozilla.org

SeaMonkey Project
http://www.seamonkey-project.org