URL短縮サービス「tr.im」、方針を再度変更しオープンソースへ
米The Nambu Networkは8月17日、URL短縮サービス「tr.im」をオープンソースプロジェクトとして転身させる計画を発表した。今後、ソースコードを公開しドメインの所有権をコミュニティのものにするなどの作業を進め、9月15日にオープンソースとして再出発するという。
Twitter人気で需要が急増したURL短縮サービスだが、Twitterが競合の「bit.ly」をデフォルトにしたことと収益化の問題により、Nambuは8月9日、tr.imのサービスを2009年で終了することを発表した。だが8月12日にサービスを再開、売却先が決定するまで無期限にサービスを提供すると方針を変更していた。
今回のオープンソース化にあたって、Nambuと同社CEOのEric Woodward氏は、1)tr.imドメイン名の所有権をコミュニティに移管、2)ソースコードをMIT Licenceの下で公開、3)tr.im URLが関連するすべてのリンクマップデータを公開、などの作業を進める。運営に関しては、Woodward氏個人がtr.imの運営支出を無期限に保証するという。オープンソースプロジェクトとなった後は、利用に関するデータなどの数値をすべて公開し、寄付を受け付けるという。
Woodward氏はこの数日のうちにtr.imの方針が何度か変更したことを謝罪するとともに、オープンソースとしてTwitterによるBit.lyの囲い込みに対抗する意向を表明している。
米The Nambu Network
http://nambu.com/
tr.im
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