米Sun、OpenOffice.org向けMySQLドライバのベータ版

 米Sun Microsystemsは5月27日(米国時間)、OpenOffice.orgからMySQLデータベースサーバーに接続するコネクタ「MySQL Connector/OpenOffice.org」ベータ版を発表した。同社のWebサイトよりダウンロードできる。

 MySQL Connector/OpenOffice.orgは「MySQL SDBC」の最新バージョンで、旧製品名は「MySQL Native Driver」。OpenOffice.org 3.1にインストールすることで、MySQL 5.1以上が動くデータベースサーバーに接続できる。

 同ドライバはOpenOffice.orgの拡張機能として提供、「Extension Manager」経由で容易にインストールし、シームレスに統合できる。ドライバマネージャのインストールや設定、追加のコネクタ登録は不要で、Java Runtime Environmentなしに複数のMySQLスキーマを同時に実行できる。

 Windows、Linux(Intel 32ビット/64ビット)、Solaris(SparcとIntel)、Mac OS X(Intel)に対応、OpenOffice.orgの拡張レポジトリからダウンロードできる。ソースコードは、OpenOffice.orgのCWS(Child Work Space)でホスティングしている。

 Sunでは、Windows版で互換性のないlibmysqlがインストールされているシステム上でクラッシュする不具合を報告、正式版では修正するとしている。正式版は2009年9月にリリースする予定という。

米Sun Microsystems
http://www.sun.com/

「MySQL Connector/OpenOffice.org」(ベータ版)ダウンロード
http://extensions.services.openoffice.org/project/mysql_connector