Ruby 1.9系統初の安定版「Ruby 1.9.1」リリース

 Rubyコミュニティは2009年1月31日、Rubyの最新安定版「Ruby 1.9.1」正式版をリリースした。1.9系統では、初の安定版で、1月21日公開のリリース候補「RC2」から、さらに7つのバグを修正し、より安定性を高めた。

 従来のインタープリターから大幅に性能が向上した新仮想マシン「YARV(Yet Another Ruby VM)」を搭載。高速化したのが特徴。1.9.0は2007年12月に公開されたが、期待ほどの安定性を得られなかったことから開発版の扱いになっていた。

 1.9系統は文字コードの扱いなどの変更のため、1.8系統とは一部互換性を持たない。プロジェクトでは、1.8系統の保守もしばらく継続し、年内に「1.8.8」をリリースする予定という。

Ruby 1.9.1の主な変更点(英語)
http://svn.ruby-lang.org/repos/ruby/tags/v1_9_1_0/NEWS

Ruby公式サイト
http://www.ruby-lang.org/ja/