マピオンのシステム刷新に「GlassFish」や「MySQL Cluster」採用

 サン・マイクロシステムズは2009年4月8日、地図情報サービスのマピオン(旧サイバーマップ・ジャパン)の複数のシステム刷新とデータセンター移行に、自社の「Sun GlassFish Enterprise Server」「MySQL Cluster Database」や、ブレードサーバ製品などが採用されたと発表した。既に安定稼働しているという。

 マピオンのブロードバンド地図サービス「マピオン BB」が、新地図データに移行するのに合わせ、複数のシステムを刷新。この際、アプリケーションサーバにGlassFishを採用して、運用管理負荷を大幅に削減した。GlassFishのクラスタ化による動的再構成機能を使用して、アプリケーションの一括更新を可能にしたほか、サービス込みのサブスクリプションライセンスで、ライセンス費と保守コストを削減したという。

 また、携帯向けサービス「マピオンモバイル」の顧客管理システムには、負荷分散可能なMySQLを採用し、ダウンタイムを縮小した。オープンソースソフトの採用でコスト削減にもつながったという。

 このほか、データセンターの移転で、消費電力の削減を図るため、サンのブレードサーバ製品「Sun Blade 6000」とSolaris 10を採用。仮想化環境「Solaris コンテナ」を導入した。これにより、システム監視の効率化とシステムリソースの有効活用を実現したとしている。

サン・マイクロシステムズ
http://jp.sun.com/

マピオン
http://www.mapion.co.jp/