米Sun、仮想デスクトップ管理ソフト「Virtual Desktop Infrastructure 3」発表
米Sun Microsystemsは3月24日(米国時間)、仮想デスクトップ管理ソフトウェアの最新版「Sun Virtual Desktop Infrastructure(VDI)Software 3」を発表した。Sunがオープンソースとして提供するハイパーバイザー「Sun xVM VirtualBox」の統合、「Solaris ZFS」のクローン機能などが特徴となる。
VDIは、デスクトップを中央のサーバーで管理し、クライアント端末にディスプレイのみを配信する仮想デスクトップホスティング技術。重要なデータは企業ネットワーク内で管理/バックアップされるため、管理とコストを削減できる。
仮想デスクトップとして、Windows XP/Vista/2000、OpenSolaris、Ubuntu、それにVMwareおよびxVM VirtualBoxの両仮想化技術を利用したホストをサポートする。同社のシンクライアント「Sun Ray」や他社のシンクライアント端末、既存のPC、Macからアクセスできる。
最新版では、「Open Storage」やZFSなどのSun技術を統合、マスターイメージを作成するクローン機能を利用できる。これにより、データ一貫性を強化しつつストレージ使用量とコストを大幅に削減できるという。
このほかの特徴として、VMware技術との統合を強化、Active Directoryのサポート、Remote Desktop Protocolクライアントの統合などがある。
同日提供を開始した。サブスクリプション形式で提供、価格は年間1ユーザー40ドルからとなっている。
米Sun Microsystems
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