「VirtualBox 2.2」が仮想マシン標準OVFをサポート
米Sun Microsystemsは4月8日(米国時間)、オープンソースのデスクトップ仮想化アプリケーション「Sun VirtualBox 2.2」を公開した。Distributed Management Task Force(DMTF)の仮想化標準「OVF(Open Virtual Machine Format)」をサポート、相互運用性を強化した。
最大の特徴は、OVFのサポート。OVFはDMTFが策定する仮想マシン共通仕様で、仮想マシンや仮想アプライアンスのインポート/エキスポートを可能にする。OVFをサポートすることで、仮想マシンや仮想アプライアンスを開発環境と運用環境との間で容易にやりとりできる。また、OVFをサポートするほかの技術との相互運用性も確保するという。
このほかの特徴として、ハイパーバイザーの最適化により性能を強化、これまでのリリースで最速とした。OpenGLを利用したLinux/Solarisアプリケーション向け3Dグラフィックアクセラレーション、「Mac OS X 10.6(Snow Leopard)」サポート、ホストインターフェースネットワークモードなども新たに加わっている。
VirtualBox 2.2は、SunのWebサイトよりダウンロードできる。Sunでは無償版と同時に、サポート付きの有償版Enterprise Subscriptionを1ユーザー年間30ドル~で提供する。Sunによると、2007年10月にVirtualBoxを公開以来、1100万件以上のダウンロードがあったという。
米Sun Microsystems
http://www.sun.com
「Sun VirtualBox 2.2」ダウンロード
http://www.sun.com/software/products/virtualbox/get.jsp