オープンソースCRM、グループワンのCCM製品でSugarCRMのマーケティング機能を強化

 オープンソースCRM(本社:東京都港区)は2009年1月29日、グループワンソフトウエア(本社:東京都渋谷区)と販売代理店契約を締結し、同社のCCM(カスタマーコミュニケーションマネジメント)製品「DOC1」「e2 Vault」などのソフトウェアの販売を開始すると発表した。オープンソースのCRM製品「SugarCRM」と組み合わせてマーケティング機能を強化する。

 「DOC1」「e2 Vault」は、ダイレクトメール、明細書、金融報告書、見積書などのドキュメントに広告やメッセージを挿入・表示させるソフトウエア。顧客の取引履歴に応じて、パーソナライズしたメッセージを、ドキュメントに印刷したり、カスタマーサービス部門で電子データとして表示させることができる。

 顧客ごとに最適な情報を届けるとともに、ドキュメントと広告の一体化で、印刷・輸送コストを削減できるという。国内では、丸井グループのエポスカードなどでの導入事例がある。

 オープンソースCRMは米SugarCRMの日本代理店で、「SugarCRM」とビジネス・インテリジェンス製品「Pentaho」を販売している。グループワンのCCM製品を取り入れることで、顧客との取引履歴の一元化から、セングメンテーション、マーケティングメッセージの効果的な発信まで、マーケティングとカスタマーサービスの業務を効率的に展開できるとしている。トータルソシューションでの最小構成価格は2000万円から。年間10セットの販売を計画している。

オープンソースCRM
http://www.osscrm.com/

グループワンソフトウェア
http://www.group1.jp/